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CG講座-2- 2-1-2.ラフ〜下書き



絵の出来上がりをイメージしながら、なんとなく身体のポイントを配置したラフ…というよりただの人形ですね。これをベースに下書きです。


線を入れていきます。
せっかくなのではいてないようせいにすることにしました。


手を描く。パースがついていますが、腕の長さはちゃんと考えましょう。
元気よい感じにするためウインクにしました。

左腕にかくれる部分など、不要な所は逐一消しゴムツールで消していきます。ブラシツールをわざわざSキーにもってきたのは、消しゴムと近くて左手で素早く切り替えを可能にするためです。

なお、コミスタでは、「表示の上でだけ左右反転する」という、絵描きにとって平伏するほどありがたい機能がついています。ようはノーウェイトで反転できるんです。


やり方は、ウインドウ上部のこのアイコンをクリックするだけ。戻す時はもう一度ここを押す。

この機能のおかげで、難しい手の角度でも自在に描く事ができます。例えば、この絵の場合、上のように左右反転をオンにした後、鏡に自分の左手をかざして、それを見ながら右手で描く、という事が可能なのです。(この絵の場合ですとそのまま肉眼で見た左手を書いても良いのですが、手が痛くなるので(笑)


両の手を左右反転と鏡を駆使して(といっても、まだ下書きなので雑で結構です)描いたら、そろそろ髪の毛を描く事にしましょう。


髪の毛を描く

髪の毛は、散ったり長かったり煩雑になったりなので、レイヤーを分けます。「レイヤー>新規レイヤー...」で新しくレイヤーを作りましょう。


設定はデフォルトのまま、名前だけ変えて新規レイヤー。


新しく作ったレイヤーで、レイヤーパレットのこのボタンを押します。すると、


レイヤーの名前の横にアイコンが付きます。これを「レイヤーのカラー表示」といって、ショートカットで出す際は Ctrl+B です。


このように、この状態で黒色で線を引くと、色を変換して表示してくれます。なお、このカラーは「ウインドウ>プロパティ」のパレットでレイヤー毎に変更もできますが、いちいち色を変えるのが面倒なのでデフォルトの青色です。


黒色で髪の毛のラフを描く。
私のような絵柄ですと、髪の毛は普通「房」としてとらえるのですが、それだと髪の毛の印象が硬くなりがちです。房を「太い房」「細い房」交互に配置したり、ほつれた髪の毛を線として入れることによって、柔らかさを出します。